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2006年11月 6日 (月)

南の島のたったひとりの会計士

459405253301_ss500_sclzzzzzzz_v37880564_私も編集を手伝わせていただだいた、屋宮久光先生の著書「南の島のたったひとりの会計士」が扶桑社より発刊されました。屋宮先生は公認会計士の資格を持つ偉い方であるにもかかわらず、ダイナミックでいて気さくなお人柄の持ち主。お会いして、すぐさまファンになってしまいました。

先生は大手の会計事務所に勤め社会的にも経済的にも満ち足りた状況でありましたが、奄美群島振興開発特別措置法で疲弊した郷土を救うべく、故郷である奄美大島へ戻ります。故郷であるシマには上場企業や負債総額が二百億円以上といった会計監査の必要な企業や団体はほとんどありません。大半は税理士としての仕事しかない地域なのです。都会で学んだ最先端のノウハウを還元して地元振興に尽くそうと考えていたのでした。
 そこで待っていたのは一筋縄ではいかない地方経済の現実です。シマ特有の時間感覚は都会のビジネスで鍛えられた先生にはコスト感覚の欠如と映ります。友人まで巻き込まれた選挙違反により、公共事業に頼り切りの現実を突き付けられもしました。何度となく現場で衝突し、孤独感にさいなまれた揚げ句、公認会計士でありながらアル中になってしまいます。

 ようやく苦境から脱出した先生は経理面だけにとどまらず、経営上のコンサルティングでシマの中小事業所の再生に尽力します。まさに「ドクター・コトー」の会計士版ノンフィクションです。

 巻末には「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」の著者・山田真哉さんの熱烈な解説文も付されています。地域からみた日本という視点からの示唆に富んだ提言もなされているので、東京一極集中の是正といったテーマ興味のある方は、是非手にとってもらいたいです。様々な会計上の知識を実際の出来事を通じて分かりやすく解説してくれているので、経理初心者には入門書としてもお勧めします。

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» 屋宮久光著『南の島のたったひとりの会計士』 [日刊ゴーヤ!起死回生のガチンコ日記]
定価1365円(本体1300円) 四六判上製、224ページ、 ISBN4-594-05253-3 発行・発売/扶桑社 先日の飲み会の際、知人の本吉正雄氏より贈呈された本。 「書評を書いて」「宣伝して!」とのことでありましたよ。 聞けば、同じ出版プロダクションに所属し、既知の間柄。 ..... [続きを読む]

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