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2007年10月31日 (水)

炎のヨーコ後援会発足③

次なる出し物は「タバコ飛ばし」。指名されたお客さんがあそこから噴射されたタバコをキャッチします。第一トライアルに選ばれたのはわれらが山本デスク。御大の登場に探検隊一同の期待も高まります。

「いきまーす!」

との掛け声と共に放たれたタバコは、横浜ベイスターズ・クルーンばりのスピードで山本デスクの額を見事にとらえました。眼にも止まらぬとはまさにこのこと。まさに顔射といっていいでしょう。爆笑が館内を包みます。次なるキャッチャーは先ほどから大騒ぎの浴衣坊主。ヨーコさんに指名されるや、「メガネ、メガネ」と言って鞄の中を探し始めたオッチャン目がけて射られたもう一本、今度は浴衣の懐へ絶妙なフォークボールとなってすっぽり。その絶妙な緩急に見るものすべてが翻弄されるのでした。

ショーのクライマックスはなんと言っても「ファイアー」。彼女が「炎のヨーコ」と呼ばれる至芸は、ご想像通り、あそこから三メートルほどの火を吹き上げるというものです。

「消防法など完全無視のこの芸、なんとお股から火を噴きあげてみせます。前に座っているあなた、そうあなたですよ。危ないですからくれぐれも、前に身を乗り出さないでくださいね。大丈夫?」

と指さされたのは何を隠そうこの私。彼女の股間より突き出た噴射ノズルはピタリとわが額へ向けられたのです。その距離の近いこと。思わず自分の頭が「ラーメン大好き小池さん」のようにチリチリになった姿を想像してしまいます。

「見事にお股から炎が上がりましたら、みなさんご一緒に『ファイアー!』と叫んで下さいね!」

ヨーコ嬢は点火したアルコールランプを私と彼女の股間の間にセットし、左手を高くあげ、

「いくよっ!」

掛け声に合わせて照明さんが舞台のライトを落とすや、

「ブフォーーーーー」

いきなり炎のカタマリが鼻の先までやってきたのです。
とにかく熱い! もの凄い熱風なのです。ビックリしてしまい、初めて見た時のように純真無垢に「ファイアー」と叫ぶことが出来ません。

「ちゃんと、『ファイアー』言わんかい」

もちろんつっこまれます。観客とヨーコさんが炎を通して一体にならなくてはこのショーは完結しません。われながら修行の足りなさを実感しました。今度はどうなってもいい、たとえ自分の頭がスキマスイッチの常田さんみたいになっても仕方ないと覚悟を決めます。次なる炎が吹き出ると同時に、

「ファーヤー」

と心から絶叫。日ごろのストレスや俗世の煩悩から解放され、まさに至福の瞬間を迎えることができました。完全に「イっちゃった」と言っても過言ではありません。

公演後の懇親会にはヨーコさんも駆けつけて下さいました。聞けば以前のお客さんにはのヨーコさんのファイヤーを浴びて眉毛を焦がした方もいらっしゃるとのこと。伊達や酔狂で「炎のヨーコ」を名のっているのではないのです。

懇親会なかばに西埜記者が発起人となり、ヨーコ嬢の後援会結成が高らかに宣言されました。もちろんこれだけの顔ぶれがそろっているのですから単なる応援団で終わるわけにはいきません。もはや絶滅危惧種と化しつつある古典芸能「花電車」を歴史的遺産として後世に伝えなくてはならないのです。今後はヨーコさんの重要無形文化財指定を勝ち取るべく、文化庁との政治折衝につとめる所存であります。

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2007年10月26日 (金)

炎のヨーコ後援会発足②

踊り子さんの舞台に見とれながらも、われわれの視線を釘付けにしたのは舞台最前列に陣取るタンバリンおじさん。音楽に合わせてタンバリンを鳴らすのですが、その上手いこと、寸分もリズムを狂わさずに様々な音色を奏でます。人の良さそうな普通のおじさんなのですが、小刻みに揺らす上半身と恍惚とした表情に笑いをこらえるのが必死。タンバリンは命より大切らしく、踊り子さんのポラを買いに行くときですら首にかけて持っていきます。もちろんとてつもなく年季の入った代物でした。
舞台中央部に陣取った入道頭に浴衣姿のおっさんがこれまたすごかった。
「ええぞー、ええぞー」と満面の笑みを浮かべながら拍手を続けます。その突き抜けた表情たるや菩薩というか恵比須さんというか、もはや完全にイッてしまっているのです。エロエロ探検隊一同、後光さすそのピュアな御姿に心を洗われる思いでした。ただ哀しいかな、タンバリンおじさんとは違い、拍手や合いの手のタイミングが全くダンスや音楽と合致しておらず、踊り子さんにとっては営業妨害以外の何ものでもありません。そんな時、われらがヨーコ嬢の登場となったのです。波乱の幕開けが予想されました。

最初の余興であるダンスの時から浴衣坊主は騒音の洪水をまき散らし迷惑千万な状態をかもしだしていました。もちろんご本人は悦楽の世界に漂っているので悪意はありません。ヨーコさんは、
「やりにくーてしゃあない」とこぼして笑いを取ります。
最初の芸は御約束のラッパ演奏。「お○んこ」にオモチャのラッパを挿入し、その音に合わせて童謡「かっこう」を合唱します。もちろんエロエロ探検隊一同は童心に戻り、
「かこー、かこー、かこかこかこ」と熱唱しました。
その時です。
「ええぞー、ええぞー」と浴衣坊主は立ち上がって財布を取り出しチップを差し出しました。ヨーコ嬢は満面の笑みを浮かべ、
「おっちゃんが、急に好きになってきた。ありがとうございます。世の中なに言うてもゼニやしな」と言いながらチップをカゴに差し込みます。浮き上がっていた浴衣坊主を上手くステージとの一体感の中に取り込んでしまいました。
続いての芸は必殺鉛筆折り。鉛筆を「お○んこ」に挿入し、開脚前屈して床に押し当て折ってしまうという荒技です。しかも今回は三本同時にやってのけるというのです。
男性としては見ているだけで痛くなってくるのですが、ヨーコ嬢が柔らかく身体を前屈させると、
「ボキッ」という音が鳴り響き、見事まっぷたつに切断されたのです。その有り難い鉛筆をヨーコ嬢は惜しげもなく客席へ。われわれは奈良東大寺のお水取りで火の粉を浴びる群衆のように折れた鉛筆に群がりました。もちろん「マン力」の御利益のあずかろうとの純なる気持ちから出た行動です。
興奮した浴衣坊主は訳のわからないことを叫んでいるのですが、ヨーコ嬢は当意即妙の客いじりで軽くいなしながらもチップだけはむしり取っていきます。そのやり取りに場内は爆笑につぐ爆笑。ヨーコ嬢の姿がまるで孫悟空を手のひらで弄ぶ仏様のように見えてくるのでした。(続く)

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2007年10月25日 (木)

炎のヨーコ後援会発足①

またまた行って参りました。伝説のストリッパー「ヨーコ」さんの関西凱旋公演であります。
ヨーコさんは「花電車」という特殊芸の持ち主です。「花電車」って何?と思われる方が大半かもしれません。かいつまんで説明すると「お○んこ」に筆を挟んで字を書いたり、「お○んこ」に入れたタンポンから糸を出してその糸でリンゴを切ったり、「お○んこ」に管を挿入し、そこへ吹き矢を入れてマン力で矢を飛ばし風船を割ってしまったりするアジアの伝統芸です。
なんと卑わいな、公序良俗を乱すお下劣な行為などと思われるむきもありましょう。違うんです。まずは実物をごらんあれ! 私も一度見てぶっ飛んでしまいました。それはエロスすら越え崇高さすら感じさせる至芸。神々の領域にまで達する厳かなる儀式です。
それだけではありません。ヨーコさんは文筆家としても名をなしておられます。河出書房より「21世紀の性器考」という学術的著作を出版されており、「新潮45」にも健筆をふるっておられる、まさに才色兼備な方なのです。

24日七時半、JR京都駅八条口にヨーコさんを崇拝する「エロエロ探検隊」のメンバーはそろいました。
日刊ゲンダイの山本林デスク、西埜隆文記者、毎日新聞の田倉直彦記者、報知新聞の山本貢雄記者、ネットワーク法制論の研究者・長岡範泰先生、さらには大物テレビ関係者まで。私を除くと日本の知性と言っていい面々です。向かった先は京都の老舗ストリップ劇場「DX東寺」。私は期待に股間を、いやいや胸をふくらませておりました。(続く)

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2007年10月23日 (火)

山沖之彦選手のお店へ行く

Yamaoki1024 編集者の寺本衛氏、ライターの三島克也氏に連れられて神戸・三宮にある地下酒場「BAKU」へ行ってきました。マスターは77年の選抜高校野球で12名の部員数ながら準優勝した中村高校のエース兼四番で、阪急ブレーブス右のエースとして活躍した往年の大投手・山沖之彦氏、ママさんは夫人で元宝ジェンヌの木綿子さんです。

憧れの選手に早速サインをもらったあと、いろいろなエピソードを聞かせてもらいました。当時の野球選手は皆パンチパーマだったので結婚式のビデオやヤクザの集会みたいな様相を呈していて、特に水谷実雄選手はいかつかったとか、通算代打本塁打の世界記録を持つ高井保弘選手はとても研究熱心だったとか、石嶺和彦選手はいくら飲んでも全く酒に酔わない、などなど裏話は尽きません。

何よりも驚いたのは、高校時代、プロ野球にセ・リーグとパ・リーグのあることを知らなかったということ。また、憧れの投球フォームは大洋ホエールズの平松政次投手だったとおっしゃるので、「ぜんぜん投げ方が違うじゃないですか」とツッコミを入れたところ笑っておられました。

帰り際に握手をねだりました。ブーマーがユニフォームを忘れた際に、山沖選手のものだけがフィットしたという伝説がうなずけるほど大きな手のひらでした。

「BAKU」 神戸市中央区中山手通1-6-8グリーンサイドビルB1
       TEL 078-331-5010

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2007年10月 6日 (土)

アップルシード六周年パーティー

小生が契約しているアップル・シード・エージェンシーのパーティーに行ってきました。ちなみに何をやっている会社かというと作家のエージェント業。耳慣れないと思われる向きもあられるでしょう。要は本を出版している作家を発掘し、出版に至るお手伝いをしてくれる会社です。

六本木で行われたパーティには主だった出版社の編集者が一堂に会し盛大に行われました。私もいろいろな方を紹介していただき楽しい一時を過ごすことが出来ました。

このブログをお読みになられた方で、自分も物書きとしてデビューしたいとの意図をお持ちの方、アップル・シード・エージェンシーに一報を入れられてみてはいかがでしょう?原稿を読んでもらうのにお金はかかります。でも内容のあるものでしたら必ず前向きなリアクションがあると思うのです。出版はあくまでも熱意が第一。行動のみが貴方の著作へ結びつくのです。

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