表現倶楽部「うどぃ」
「おおさかヒューマンフェスタ2007」出演のため、沖縄から南島詩人・平田大一氏が来阪されたので、大阪狭山市公民館に駆けつけました。
まずは地元の中高生で組織された「表現倶楽部うどぃ」が演舞の披露。平田さんが勝連で培ったメソッドが大阪狭山で根付き、着実な成果を上げていることを実感させる出来映えでした。とにかく子供たちの目力がすごいんです。続いてワークショップで学んだ踊りの成果発表。二日間の練習で本番となったため、ぎこちなさはあったものの、全力投球の演舞に会場からは暖かい拍手がおくられました。
子どもたちの後は平田さんの「南島詩人一人舞台」です。ミルクムナリという踊りは初めて拝見したのですが、土着的な舞踏と独特のリズム感にあらためて彼の根っこを実感させました。平田さんの親友でもある「ディアマンテス」のリーダー、アルベルト城間さんのステージもお初だったのですが、ラテンと沖縄が絶妙にミックスされた独自の世界が印象的でした。
打ち上げの席にも参加させていだだきました。生徒達の父母をはじめ、地域活動に従事しておられる方、行政の方、狭山三中の先生方などが、いかに素敵なマチをつくっていくのか熱く熱く語っておられる姿に感動したものです。
郊外のベッドタウンに生まれた子どもたちがいかにして地域に対する愛情や誇りをはぐくんでいくのか。けっこう難しい課題だと思うのです。ひとことで地域おこしといっても人々の絆の薄い新興住宅街ではなかなか求心力が生まれません。私自身、大阪狭山の隣町にあたる金剛という造成地で育ち、自分のマチが嫌いでたまらず高校を卒業するや東京へ逃げるように出たものです。
結局、熱い情熱を持った大人たちが前を向いて行動することが何よりも大切なのだと実感しました。そしてその情熱をどのように組織化させ形にしていくのか。平田さんの沖縄での取り組みを大阪という地で根付かせている「うどぃ」の活動は、地域活性化のモデルケースとなり得るのではと考えました。
飲み会の最後に平田さんが挨拶されたあと、締めはアルベルト城間さんの「アスタ・マーニャ」の独演。二十歳までペルーで過ごした日系三世のアルベルトさんが幼きころお母さんからいつも聞かされていた子守歌で、日本に渡ってこられてから沖縄のメロディーだったと気付き、長女の誕生した際にアレンジされた曲だとの説明がありました。
静まり帰った座敷で聞く弾き語りに全身からわきでる鳥肌が止まりません。居酒屋のお姉さんまでがポロポロ涙をこぼしています。参加させてもらって本当に良かったと心から思いました。
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